2005.9.24
これが、街のまわりをぐるりと囲んでいる城壁。昔から、ずっとずっと昔からこの街を守り、 そしてこの街の住人を見守ってきた存在。城壁に近づくとひゅうひゅうと、風が壁をなでる音が聴こえます。

2005.9.24
遺跡の中は静けさと、この場所の抱える記憶に満ちています。 古びて大きなこの教会で、いったい1000年前にはどんなことが起きたのでしょう! 考えるだけで鼓動が速くなります。ダマ三兄弟も珍しく荘厳な気持ちになりました。 魔女宅というより、ここはラピュタだ。 夏になると、この教会の中にオープンカフェもできるようです。

2005.9.24
石畳に夕陽があたって、キラキラ、キラキラ。赤い屋根、遺跡、そして私、全てがキラキラと輝く黄昏の時間。


2005.9.24
B・ナッツ氏が歩いていると、自分にそっくりな赤いとんがり帽をかぶっている人に出会いました。 自分が誰だか思い出せないB・ナッツ氏は、 もしかしたら自分について何か分かるかもしれないと思い、その人に話しかけました。
「こんにちは。すみませんがあなたは誰でしょう。」
「私はモコニール=モジャニコフ=モルモルマル=ド=スベンスカじゃ。」
「・・・モジャモジャ丸?」
「覚えてくれんで結構。皆わしの事はモコ爺と呼ぶでな。」
「モコ爺さん、僕のこと知りませんか。」
「あいにくおまえさんみたいな短い帽子のやつは知らんな。 第一、自分が何者かなんて事は、自分で考えるもんじゃ。」
B・ナッツ氏はがっかりしましたが、それでもモコ爺について行けば 何か見つかるかもしれないと思い、モコ爺と一緒に街が見渡せる山に登ってみることにしました。


2005.9.24
その日、廃墟と家々が真っ赤に照らされ 陽が沈むのをずっと眺めながら、B・ナッツ氏とモコ爺はいろいろな事について 語り明かしました。自分が自分自身であるということについて。 そして、旅を続けることについて。
B・ナッツ氏は ここに来た事をきっとこれから 先何度も思いだすだろうと思いました。そういう風に感じる 瞬間が今までにもたくさんあって、 そういう一瞬の輝きを積み重ねていく事ができれば 自分が何者かなんてどうでもいいのかもしれない、 そうB・ナッツ氏は思いました。
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